2009年02月06日
ルリアリを探せ2

やっと見つけました、ルリアリのコロニー。
前回の記事以降も野外を探索しました。
ここまで至る間にどれだけ枯れ枝や竹を割ったことか。
最も期待をこめたアジサイ公園。
きれいに選定されすぎて枯れ枝が少ない。
アリが出てきてもムネボソアリばかり。
他を当たっても出てきるのはウメマツオオアリとムネボソ。
ルリアリってよく見かけるのに探すとこんなに少なかったっけ。
野外で散々探しても見つけられない。
自宅のアジサイの枯れ枝も主な物件は大半を割った。
しかし枯れた部分の少ない小さな枝で発見できました。
アジサイの枯れ枝の長さは3センチほど。
小さなルリアリが出て女王の腹部が一瞬見えました。
近くの枯れ枝も割ってみましたがルリアリは見えず。
3センチほどの枯れ枝にコロニーの構成員すべてが住んでいるようです。
最初の写真は丁寧に小枝を切り詰めて1センチまで追い詰めた状態。
この先は慎重を要す。
ルリアリはカタアリ亜科に属している。
同属のシベリアカタアリやヒラフシアリは名前の由来の通り表皮が固い。
しかしルリアリのワーカーは素手では無傷では摘めないほど外皮が柔らかい。
女王アリも同様にとても柔らかいんです。
一番の心配は枯れ枝を割るときに枝そのものを潰してしまう失敗。
丁寧に枝から出すために小さなハサミとピンセット、カッターを準備しました。
つぶさない様に傷つけないように慎重に・・・。

夜、家族が寝静まってから1センチの枯れ枝を30分ほど掛けて小片にばらしました。
やっと女王アリとご対面。
ワーカーは約30匹。
まだ初期コロニーのようです。
女王アリの体長は約6ミリか。
以前飼育した経験では乾燥にも暑さにも耐え偏食もない飼い易い種だったような覚えがあります。
ただワーカーが小さくて、人工蟻巣のガラス面と木枠の微細な隙間から出て行ってしまうので困りました。
出て行ったワーカーを回収しようにも柔らかすぎて無傷では戻せないんです。
今までの採取経験ではコロニーは大規模にはならずせいぜい数百匹か。
ごく小さな枯れ枝や枯れ草の空間を転々としているようです。
乾燥に強く、家屋の外壁や屋内の隙間にも引っ越したりします。
そういえばパソコンの中に引っ越したり屋外のコンセントの中に入ったりした話もありましたっけ。
どこまで増やせられるか脱走に気をつけつつ飼育してみようか。
自宅のアジサイの枯れ枝も主な物件は大半を割った。
しかし枯れた部分の少ない小さな枝で発見できました。
アジサイの枯れ枝の長さは3センチほど。
小さなルリアリが出て女王の腹部が一瞬見えました。
近くの枯れ枝も割ってみましたがルリアリは見えず。
3センチほどの枯れ枝にコロニーの構成員すべてが住んでいるようです。
最初の写真は丁寧に小枝を切り詰めて1センチまで追い詰めた状態。

この先は慎重を要す。
ルリアリはカタアリ亜科に属している。
同属のシベリアカタアリやヒラフシアリは名前の由来の通り表皮が固い。
しかしルリアリのワーカーは素手では無傷では摘めないほど外皮が柔らかい。
女王アリも同様にとても柔らかいんです。
一番の心配は枯れ枝を割るときに枝そのものを潰してしまう失敗。
丁寧に枝から出すために小さなハサミとピンセット、カッターを準備しました。
つぶさない様に傷つけないように慎重に・・・。

夜、家族が寝静まってから1センチの枯れ枝を30分ほど掛けて小片にばらしました。
やっと女王アリとご対面。
ワーカーは約30匹。
まだ初期コロニーのようです。
女王アリの体長は約6ミリか。
以前飼育した経験では乾燥にも暑さにも耐え偏食もない飼い易い種だったような覚えがあります。
ただワーカーが小さくて、人工蟻巣のガラス面と木枠の微細な隙間から出て行ってしまうので困りました。
出て行ったワーカーを回収しようにも柔らかすぎて無傷では戻せないんです。
今までの採取経験ではコロニーは大規模にはならずせいぜい数百匹か。
ごく小さな枯れ枝や枯れ草の空間を転々としているようです。
乾燥に強く、家屋の外壁や屋内の隙間にも引っ越したりします。
そういえばパソコンの中に引っ越したり屋外のコンセントの中に入ったりした話もありましたっけ。
どこまで増やせられるか脱走に気をつけつつ飼育してみようか。
Posted by like a stream at 01:07│Comments(5)
│ルリアリ
この記事へのコメント
これがルリアリの女王ですか!
一度「原色生態アリの図鑑」で写真を見ましたが、それ以来2度目です。
コロニーは何回か見つけたことがあるんですが、女王が・・
細長いですねぇ。
いいもの見させて貰いました。
ありがとうございます。
一度「原色生態アリの図鑑」で写真を見ましたが、それ以来2度目です。
コロニーは何回か見つけたことがあるんですが、女王が・・
細長いですねぇ。
いいもの見させて貰いました。
ありがとうございます。
Posted by あにまりあ at 2009年02月07日 21:58
働き蟻との差がいいですね。
Posted by スラダケ at 2009年02月07日 22:38
あにまりあさん、ようこそ。
やっと発見できました^^。
私も久しぶりに女王アリを見ました。
そういえばオスアリがどんなんだったか?
いずれ写真を撮りたいです。
スラダケさん、ようこそ。
シベリアカタアリやヒラフシアリの女王よりもずっと女王アリらしい体格をしてますね。
やっと発見できました^^。
私も久しぶりに女王アリを見ました。
そういえばオスアリがどんなんだったか?
いずれ写真を撮りたいです。
スラダケさん、ようこそ。
シベリアカタアリやヒラフシアリの女王よりもずっと女王アリらしい体格をしてますね。
Posted by release-windknot at 2009年02月07日 23:26
うん、でかいね。
千葉で大昔見た例では
朽木に巣を作っていて
ごちゃ
ごちゃっと出てきました。
すげえ、と思ったので1000近くいたと思います。
でも、数えたわけではないのでね。。。
ありがとうございました。今度の
アリ本に反映します。
千葉で大昔見た例では
朽木に巣を作っていて
ごちゃ
ごちゃっと出てきました。
すげえ、と思ったので1000近くいたと思います。
でも、数えたわけではないのでね。。。
ありがとうございました。今度の
アリ本に反映します。
Posted by いるまえかわ at 2009年02月14日 22:27
いるまえかわさん、ようこそ。
いままで数例しかコロニーを見てませんが1000近いのには当たったことがないです。
発達したコロニーは大きくなるんですね。
いままで数例しかコロニーを見てませんが1000近いのには当たったことがないです。
発達したコロニーは大きくなるんですね。
Posted by release-windknot at 2009年02月15日 23:40