ナチュログ管理画面 自然の風景と動植物 自然の風景と動植物 東海 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE

2008年02月09日

クロキクシケアリに刺されてみる実験

クロキクシケアリに刺されてみる実験
  昨年の採取会で持ち帰り越夏出来ずに滅びたクロキクシケアリ。
 コロニーが全滅する前に、刺されたらどんな症状がどの程度でるのか?
 と言う実験を8月に試みていた(良い子は真似しないでね)。

 日本産のアリでは毒針を持たない種の方が少ない。
アリ科が10亜科に分類され、その中で針を持たないのはヤマアリ亜科(クロヤマアリ・クロオオアリなど)全種とカタアリ亜科(アルゼンチンアリ・ヒラフシアリなど)全種とフタフシアリ亜科の一部(オオズアリなど)であろう。

 しかし人の皮膚を貫通できるほどの強さの針を持つ種は限られている。

 クシケアリ属は人を刺せるほどの強度のある毒針をもっているとされる。
人から聞いた話ではオオハリアリに刺された痛みとクシケアリのそれとでは、痛さの感じが違うらしい。
アリ好きとしては一度体験しておきたいと思ったのだ(良い子は真似しないでね)。

 以前オオハリアリには刺されて見た事がある(良い子は真似しないでね)。
オオハリアリを指で摘まんで怒らせて、腹部先端を手の甲に押し付けるようにした。
チクッとした痛みがありその後痛みは和らいだが、数時間は皮膚の直径5ミリほどが赤くなっていた。
 症状の出方には人によって差があると思われるが、しっかりした記録を残すためにオオハリアリにもう一度刺されても良いと思っている(良い子は真似しないでね)。

 で、クロキクシケアリを摘まんで手の甲を刺すように仕向けてみた。
刺そうとしているように見えるが全然刺せない。
意外と針が貧弱なのかもしれない。
皮膚の薄そうな肘の裏側にしてみる。
皮膚にアゴで攻撃して刺そうとしているのに刺せない。

 実験は失敗であった。

 シワクシケアリやエゾクシケアリだったら刺せたのか?
クロキクシケアリは高地のアリなので家からはたやすく採取に行けない。
生きているうちに毒針の写真を撮っておけば良かったと今になって後悔している。
そうすれば同じ倍率でオオハリアリの毒針の写真を並べて比較できたのに。


 アリに刺されたことは他に2度しかない。
この経験は次にクシケアリやオオハリアリに刺されてみる実験(良い子は真似しないでね)をした時に書こうと思う。





このブログの人気記事
アリのブログより年末のご挨拶
アリのブログより年末のご挨拶

同じカテゴリー(その他のアリの話題)の記事画像
アリのブログより年末のご挨拶
石膏巣増産
ダーウィンが来た サムライアリ編
又吉直樹のヘウレーカ・ヒアリの痛さレベルの話
放蝶温室のトビイロケアリ・ケブカアメイロアリの動画をup
橿原市昆虫館放蝶温室のウスキイロハダカアリの動画をup
同じカテゴリー(その他のアリの話題)の記事
 アリのブログより年末のご挨拶 (2020-12-27 19:10)
 秋の夜間採取・外れの日々 (2020-09-12 16:09)
 石膏巣増産 (2020-04-09 21:03)
 ダーウィンが来た サムライアリ編 (2019-11-19 20:11)
 又吉直樹のヘウレーカ・ヒアリの痛さレベルの話 (2018-09-02 00:21)
 放蝶温室のトビイロケアリ・ケブカアメイロアリの動画をup (2017-09-29 22:07)
この記事へのコメント
クシケ属の毒針は全種が皮膚に刺さる強度があるという話を聞いています。
私は採集は素手でやっているのですが、どのアリにも刺されたことがないので、刺されるとどんな痛みがあるのかわかりません。
オオハリを素手でいじってても刺されたことないんですよね。
ミツバチをいじるときも素手ですが、やはり刺されません。
でも、親父はよく刺されます。
どこにその差があるのかわかりませんが、刺されにくい原因がわかれば、大勢の人に役立ちそうな気がしています。
Posted by 土生 at 2008年02月15日 21:30
土生さん、ようこそ。

そういえば私もクシケアリ属を素手で掘ってて刺された事が無いです。

ミツバチは刺すのに十分な強度が有るので刺されないのには別の理由がありそうですね。
土生さんの手はミツバチから仲間だと認識されているのかも。
Posted by release-windknotrelease-windknot at 2008年02月16日 00:56
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
クロキクシケアリに刺されてみる実験
    コメント(2)