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2008年01月10日

オオズアリの冬

オオズアリの冬
  冬に入ってオオズアリの数が減っている。
 病気やコロニーの環境の不具合に因るものではなく自然減だと考えている。
 冷え込んだ後は特に死ぬ数が多いようで職アリが死体を咥えて餌場の隅に捨てに行く。 
  庭のオオズアリでも例年12月下旬ころまで活動しているのだが、寒波が来て次に暖かさが戻ったときに巣口から大量の死  体を運び出すのを見かける。
  地中にいて寒さをある程度防げるのだがそれでも寿命を早める個体が多いのだろう。
オオズアリの冬
  餌場の隅にはこんな具合に死体が葬られる。
 画像に写っているのは冬に死んだアリの一部である。



オオズアリの冬
  越冬前から今までにどれくらいが死んだのだろう。
 死体を取り出して数えてみたところ職アリが約500匹兵アリが30匹であった。
 完全には取り出していないのでまだ100体くらいは餌場に残っていると思う。



オオズアリの冬
  生きているのを数えてみるが密集度合いが高くてとても数え辛い。
 ざっと数えてみたところ現在の数は職アリが900~1000匹で兵アリが110匹くらいか。 

 11月7日の記事で越冬前のカウントをしていて兵アリが140、職アリが1600としている。
 生存数と死体を合わせると職アリの数が100体ほど足りないのでカウントの誤差か逃げたかだろう。

 それにしても随分と沢山死んでいる。
恐らく全て昨年に産まれた個体である。
オオズアリのワーカーの寿命は1年以内だろう。
個体識別をして追跡すればよりはっきりと分かる事なのだがせずとも当たっているであろう。

日本産アリデータベースによると
>働きアリ階級の総個体数は鹿児島県で 3000 近くに達する  とある。

多雌で沢山産卵するのに大きなコロニーでも3000にしかならない。
沢山生産しても沢山死んでいくために3000匹位で均衡がとれてしまうのだろう。

オオズアリの冬
  アリの動きが活発な時期は手が出せなかったのだが餌場ケースに穴を開けて引越し用の石膏巣をつないだ。


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この記事へのコメント
アズマオオズアリは夏に弱いですが
オオズアリはその反対なのでしょうかね。
Posted by スラダケ at 2008年01月11日 23:02
スラダケさん、ようこそ。 オオズアリは寒さには弱いようですね。近所では標高70-80メートル辺りの神社の境内で見ましたがそれ以上の標高では見つかりません。濃尾平野の周りでは標高2百メートルを越えては生息しないと思えます。
Posted by 管理人 at 2008年01月12日 19:50
 
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    コメント(2)