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2007年10月19日

10/5採取のシリアゲアリ同定

10/5採取のシリアゲアリ同定 10月5日の記事の続きです。
 まずはシリアゲアリの同定から。
 今回はワーカーも同時に採取できたので同定も簡単だった。
 採取時には自販機の設置箇所の地面に沢山のワーカーと有翅雌が歩いていた。
そこから自販機の灯りに吸い寄せられるように羽アリが飛び立っていた。
すぐ近くに巣があったのだろう。
木から飛び立つものと思い込んでいたので地面から飛んでいるのは意外だった。

 最初の画像はその時に採取したワーカー。
前伸腹節刺が長く尖って前胸側面にシワがあって光沢が無いのでテラニシシリアゲアリの検索条件を満たしている。

10/5採取のシリアゲアリ同定
  同時に採取したテラニシシリアゲアリのオスアリ。

  体長2.5ミリほど。画像のスケールは1メモリが0.4ミリ。
 オスアリだから毒針も無く、敵に向かって尻を上げることも無いと思うのだが、腹柄節が腹部の背面に近い場所でつながっているところがシリアゲアリ亜科の特徴を残している。
 ハリブトシリアゲアリのオスはもう少し大きめだった気がするのだが現物が無いと比較できない。
しっかりサンプルを残しておけば良かった。

10/5採取のシリアゲアリ同定
  こちらの画像はメス。
 実はテラニシシリアゲアリのメスを見るのは初めてだ。
 ワーカーでハリブトシリアゲアリとの違いの決め手となる前伸腹節刺が写るようにしてみた。

 自分で考えていたより前伸腹節刺が長くない。
ハリブトシリアゲアリのメスは尖り具合がもう少しコブ状だっけ。
いずれにせよ肉眼で確認できるレベルではない事がわかった。
色はハリブトの方が胸部がもう少し茶色っぽかった気がする。
かつて撮ったハリブトのメスの写真を比較対象で貼ってみようと思ったのだが、前伸腹節刺が写った良い画像を引きずりだせない。
 ぱっと見た目で体色で判断するのもありだが、光線の具合で混同しやすい種だと思う。

 ちなみに家の付近ではハリブトに比べテラニシシリアゲは少数派だ。
海抜0メートル付近の平坦な土地ではテラニシシリアゲを見た事が無い。
木々の間隔が広い開けた園地や住宅地でもテラニシシリアゲを見た事が無い。
テラニシシリアゲはハリブトに比べ、木々や竹の生い茂った林縁にいる印象がある。


 前回の記事でアシナガアリ属っぽいと書いたフタフシアリ亜科の中では大型のメス。
検索ではヤマトアシナガアリになった。
動いて上手く画像が撮れないのでこちらの記事はまた後日。

 


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