ヤマクロヤマアリのコロニー再生なるか
写真は5/19時点のヤマクロヤマアリ。
越冬中のカウントではQ2w15のコロニー構成であった。
暖かくなってもさっぱり産卵せず。
何らかの病気が発生していたようで4月には言ってバタバタと死に始めた。
写真の女王もひっくり返っていたのでが何とか持ち直した。
残ったワーカーと共に石膏巣を移し換えたら産卵も始まり写真にも卵塊が写っている。
しかし2匹しかいないワーカーの1匹が死亡。
卵も食べられたようだ。
このままではせっかく採って来たヤマクロヤマアリのコロニー消滅の危機。
何とか再生を図るために3日前に近所からクロヤマアリの繭を10個採取して投入。
翌日には羽化して2匹のクロヤマアリが誕生した。
写真に3匹写っているワーカーの右端の黒いのがヤマクロヤマアリ。
その他のまだ色の薄いのがクロヤマアリです。
今の所は混成コロニーが成り立っている。
他の繭も無事誕生してヤマクロヤマアリの世話をしてくれれば良いのだが。
もっとも意図通りに事が運んで今から女王が産卵してそれが育っても、ワーカーの羽化時期には猛暑日がやってきてしまう。
今年はヤマクロヤマアリのワーカーの誕生はないだろう。
でもクロヤマアリの助けによってヤマクロヤマアリの女王が維持できれば来年には・・・
ヤマクロヤマアリは標高1600メートル以高に棲む亜高山種。
もともと平地で飼育するのは難しい。
平地では普段は目にすることはできない。
それだけに山に行ったときにすぐに他種と見分ける目を養う為にも手元に置いて見慣れておきたい。
目論見通りにヤマクロヤマアリのコロニーを復活できるだろうか。
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