ルリアリを探せ
ルリアリの写真を撮らねばならん。
女王をメインに捉えたコロニーの写真がほしい。
以前はアジサイの枯れ枝に入っていたり、雨後にはポリバケツのフタの隙間に引っ越してきたり。
ところが世の常の法則に従って、必要に迫られるとなかなか見つからないのだ。
関東以西の平地の日当たりの良い場所では普通種。
住宅街でも普通に見られる。
むしろ人為的にでも開けた日当たりの良い環境が好きなようだ。
冬でも気温が高ければ活動する。
体全体にツヤがあり腹部は特に瑠璃色の光沢がある。
我が家にも生息する。
家の外壁の隙間にコロニーがあるようだ。
写真はワーカーでスケールの1メモリは0.4ミリ。
ワーカーの体調は約2ミリ。
自宅の庭の枯れ枝や、枯れ竹トラップを見たけど入っていない。
野外でも探してみた。
自然界では日当たりの良い場所で、樹木や木材をシロアリの食べた後の乾燥気味の部分にコロニーが入っていることが多い。
活動期には朽ちた材木の表皮に近い部分に住んでいるのだが。
見つからない。
生息条件に近そうな枯れ枝を割ってみた。
アシナガバチの次期女王が越冬中。
他にテントウムシも入り込んでいた。
体の紋様から見てコアシナガバチか。
アシナガバチを見ていたら10年以上前のTVの1シーンを思い出した。
アシナガバチの子育てを追うドキュメンタリーだった。
女王は単独で巣作りを始めるのだが、巣の柄の部分にアリの侵入を防ぐために粘り気のある液を塗っているのだ。
ある日幼虫のために餌を捕り出かける。
戻ってみるとアリに防御帯を突破されて幼虫が襲われているところで諦めて巣を放棄するシーンだった。
解説でそのアリがルリアリであるとナレーションが入ったのかどうかは覚えていない。
でも映像からルリアリだと思ったことは覚えている。
小さくて数が多いことには利点もある。
ところでフライのブログで以前
アシナガバチは減少しているかっていう記事を書いた。
我が家のアシナガバチが途中で巣を放棄するのもルリアリの攻撃によるものなのか。
猛暑のせいなのか。
どちらにせよ関連があるにせよ、小さな集団ハンターであることに変わりはない。
動きの早い2ミリのアリを撮るのは苦労する。
1枚目は昆虫ゼリーを樹皮に塗って動きを止めて撮った。
でもこんなときでも触覚だけは素早く動かしてるんだよね。
2枚目は満腹になって巣に帰るところ。
光量が不足していることもあるがうまく撮れない。
コロニー採取ができたら室内で照明を工夫してもう少しマシに撮りたい。
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