ブラウジングアントに2種が混同されているのかも知れない

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2018年05月13日 17:00


 4月27日にブラウジングアントを見に行ったんだが・・・
自分の中で情報が上手く整理できなくて後日編とか動画の公開とかができない最大の要因をタイトルで表してみた。
当日、ハヤトゲフシアリの濃い場所で薬剤散布が始まったので近隣の園地に行ってみた。
ここでもブラウジングアント対策として(たぶん)毒餌が等間隔で設置されている状況だった。
最初の画像はそれらしいアリが何かの女王を襲っている場面。
(女王はケアリ属っぽく見えるのだがアリの群れから取り出してみたら何か違うような???この話もややこしくなるので後日に別枠にする予定。)

 「濃い場所」で見たアリと同じように触覚や脚が長くて同じように動きが素早くて・・・でもちょっとした違和感。
ここで100倍にズームできる肉眼を持っていたらもっと話が早かったんだろうけど・・・


 先日載せたハヤトゲフシアリの画像。
大きさや長い手足の形状は似ているけど色彩が違う。
ただ現場では光線の具合とか色彩の濃い個体の含まれる割合とかetc・・・で半分納得していたけど
後日良く見ようということでそれぞれのワーカーの比較サンプル採取して何日も前から覗いてた。




 






 
 同じ拡大率の顕微鏡の画像だったのに・・・
回転したら大きさが違ってしまった残念感があるな。
この時点でも両者が違って見える。
上が黒色タイプで下がハヤトゲフシアリ。

 上のアリをどんな名称で表現したら良いのだろう?
どなたか「これ知ってる!」って方が居られたらぜひ教えて下され。

 ブラウジングアントの定義自体が良く分からない。
ハヤトゲフシアリ=ブラウジングアントなのか?
ブラウジングアント自体が正式な英名なのか俗称なのか?
種を示すのか属なのか、或いはそのグループがもっと広かったり狭かったりする概念的な分類なのか?

 とりあえずここではハヤトゲフシアリとは別かも?って可能性も含めて黒色タイプって表現にしておいた。
黒色タイプもブラウジングアントのグループなんだろうか?現時点ではさっぱりわからない。


 固まった死骸を同じような形に整えるだけでも苦労する。
前伸腹節の盛り上がりとか立毛の具合とかも違うように見える。




 なにせ対象が小さくて脚を除くだけでも疲れる。
黒色タイプは腹柄節と腹部の着き方が特徴的に見える。
ケブカアメイロアリとかアシジロヒラフシアリとか類似しそうな種と見比べてみたけどここまで触覚柄節は長くない。
J ANTで検索しても近い種が見当たらないような???


 しかし上手く脚の基部から取り除けたもんだな。
息を止めて・・・震える手でも慎重に・・・自分としては神業的な出来。
腹柄節を後ろから見た形状なんかも黒色タイプとハヤトゲフシアリではまったく異なると思う。
後のために頭部とか腹柄節とか細かいパーツも撮って残したいけど今は力尽きた・・・また後日にやるかもしれない。
動画の編集とかもあるんだよな・・・さっぱり進まん。


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