オオズアリの水場

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2007年07月21日 02:36

  オオズアリの石膏巣への給水が十分であっても餌場の水場に給水に来るワーカーが増えている。
 気温の上がった日は特に多いように見える。
 同タイトルで6月16日の記事を書いて画像を載せているので見比べると違いがよく分かる。
ついでに石膏巣の写真も撮った。
  
  静止画のワーカーをカウンターで数えてみたら職アリが約800で兵アリが約45頭。
 順調に増えていて幼虫や蛹の数もたっぷりでどんどん増えそうである。

 比較対象の画像が5月27日の記事に残してあるが画像サイズが小さい。

 巣のケースの青い部分が石膏で成長過程の幼虫を重ならないように石膏の上に置きたがる。
蛹や卵や1齢幼虫は重なっても平気でプラスチックの上に置いてある。

 例えばオオアリ属では幼虫が重なり合わせまとめて置いてあるのだが、オオズアリでは幼虫が重なっては不都合な事があるのだろう。
この「不都合」の仮説を考えるのも面白い。

 もしかして幼虫の口元に餌をちぎって与える方法と関係があるのか?
口に接触した幼虫は食べられてしまうのか?
幼虫同士の共食いを防ぐため距離をとって置いているのかも知れない。


 幼虫の置き場が少なくなってプラスチック上にも置かれるようになってきた。
そろそろ石膏面積の広い巣に引越しをさせた方が良さそうだ。

 オオズアリのワーカーの運動能力は並みではない。
パイプを外したりつないだりする時にコロニー全体がパニックにならないわけが無い。 
 もし漏れ出したら相手が小さくて素早くて数が多いだけに吸虫管で吸うどころの騒ぎではない。
 脱走させずに新しいケースに引越しさせる手順を考えなくてはならない。

 昨日餌場ケースの壁を予想以上に登ってくるワーカーがいた。
脱走するまで待ってみようかとも思ったがパウダーを塗りなおした。

 前回の脱走が6月16日だったので1ヶ月以上脱走されていないのだが、安全面に配慮して1ヶ月毎にパウダーを塗りなおすことにした。



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