オオズアリ幼虫の食事
飼育してみないと分から ないことが沢山有る。
幼虫の食事の様子などもその一つだろう。
画像はシロアリを与えた後の蟻巣内の様子。
幼虫の上にクリーム色の小さな何かがある。
ワーカーがシロアリを千切って幼虫の口元に置いたものだ。
なんだかワシなどの猛禽が肉を細かく千切ってヒナに与えるのに似ている。
スズメバチも狩った獲物を肉団子にして幼虫に与えるのだがそれよりも大雑把に見える。
オオズアリの幼虫の食事はワーカーが口移しで流動食を与える方法もある。
肉片を口元に置く方法は、幼虫が少し大きくなって地面に1匹づつ均等に置かれるようになってからのようで、孵化したばかりの一齢幼虫は団子状にまとめられているので流動食を貰っているのだろう。
幼虫の口元に餌を置いて食べさせる方法はアリの中でも少数派なんだろうか?
中には獲物を幼虫に運んで与えるのではなく、獲物のほうに幼虫を運んで食べさせる極少数派の種もいるそうなのだが見てみたいものだ。
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