最近飛んでるアリ4種

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2009年09月24日 06:20


  キイロシリアゲアリです。
 例年では9月の声を聞くと飛び始めます。
 今年は家の外灯にさっぱり飛んでこない。
 もう結婚飛行のピークは過ぎているのに不思議でした。

  一昨日にやっと家の外灯に多くのオスと10匹以上の有翅雌が飛来。
 また採取してしまいました。

  こちらはヒラフシアリ。
 体長4ミリ弱、9月末頃~10月初旬がピークです。
 一昨日にキイロシリアゲアリと共に外灯に飛来しました。
 複数の有翅雌が忙しく走り回るなかで1匹だけ脱翅雌を発見。
 パイプに木屑を詰めた蟻巣を準備したら中に入っていきました。
 いままで一度もワーカー誕生までこぎつけたことがありません。
 リンク先のYOSHIKI KAWANOさんのところではワーカー誕生まで成功しています。
 採取から1年以上かかるんですね。
 かなり難しそうなアリです。



  カワラケアリです。
 体長約10ミリ、トビイロケアリよりも一回り大きくデップリした感じです。
 6日前に山の端の自販機で採取。
 こちらも今まで産卵すらしたことがありません。
 有翅状態で採取したのですが4日後に皆脱翅しました。
 多雌性の種です。
 以前 YOSHIKI KAWANOさんから、脱翅雌を多雌で飼育してもすぐにケンカする。
 有翅雌を数日置いた場合には上手くいった記憶があるとコメントいただきました。
 今回は単独と多雌の両方で飼育を始めました。
 どちらも今の所は産卵していません。
 トビイロケアリは採取してすぐに産卵を始めてコロニー化も容易。
 カワラケアリは容姿は似ているのに難易度が高くなります。



  キイロケアリです。
 トビイロケアリから見るとやや小ぶりで触覚と足が黄色いです。
 腹部も腹面から見るとやや黄色い。
 カワラケアリと同日に採取しました。
 オスは多数いたのにメスはこの1匹だけ。
 ひょっとして交尾に成功した有翅雌は飛び去ってしまったのか。
 なにか不具合のあるこの1匹だけが残ったのでしょうか。
 未だに脱翅せずに落ち着きもありません。
 産卵もしないかも。

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