アメイロケアリの経過と飼育ケース
産卵数は500~600になった。
実態顕微鏡で見ても未だに孵化した幼虫は見付からず。
8月7日に産卵確認してから23日は経った。
クロヤマアリならもうすぐ繭からワーカーが出てきそうな日数だ。
今日は飼育ケースを載せてみました。
ケースの外枠は10×15センチで高さは5センチのプラスティックケース。
フタは有りません。
内壁にベビーパウダーを塗ってあります。
ホームセンターの文具売り場で見つけました。
100円ショップのフタ付きプラケースが入手困難になってきましたが、ホームセンターではまだこの手のケースが入手できます。
中に見える住居部のケースは直径7センチ高さ3センチの円筒形連結ケースの一段を利用。
5段くらい連結された状態でホームセンターで主にネジなどのパーツ売り場に置かれています。
この中に石膏を1センチほど敷いています。
茶色く見えるのは朽木の小片。
円筒ケースの上に文具売り場で売っているクリアカバーや下敷きを大きさに合わせて切り、ワーカーが出入りできる分だけずらしてフタをしております。
この小さな住居部のケースを外枠のケースに入れた構造の蟻巣を筑波のアベ氏が”ケースinケース型蟻巣”と格好良い名称で呼んでくれました。
私は交尾後の女王を捕まえ小さなケースでコロニー化させ、ワーカーが活動し始めたら外枠のケースに入れたり、ワーカー数が多くないコロニーを採取したときの蟻巣として使用しています。
円筒ケースに隣接して見える丸いものはペットボトルキャップ。
片方は餌用、他方は水用。
水用キャップから紙縒りや朽木を利用したサイフォンで巣内に水分を導入する事も出来ます。
でも加減を見極めないと巣内が水浸しになったりします。
しっかり湿度を管理できていれば水用キャップは不必要な種が多いと思います。
最後にペットボトルキャップのウンチク。
このキャップの下から3ミリ程度の位置に水平方向に3ミリほどの切れ込みが有るのが分かるでしょうか。
切れ込みは規則正しい位置に6ッ箇所有ります。
このタイプのキャップを水用に使うと水が漏れます。
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