まだ飛んでる有翅メス採取

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2007年10月05日 20:41

 自宅の外灯に羽アリはほとんど来なくなったが山中ではまだ複数のアリが飛んでいる。
昨日標高300メートル付近の自販機や道路照明を回ったら4種を採取できた。
苦手な種の同定は後回しにして写真を貼っておく。


  最初はフタフシアリ亜科では大型の種。
 体長約8ミリ。腹部を曲げているので伸ばせば10ミリくらいになる。
 翅を含めると12ミリくらい。
印象としてははアシナガアリ属っぽい。クシケアリの仲間かも。
どちらにしてもその先がややこしそう。
顕微鏡で細かなところを見るためには動かないように殺さなければ難しい。
1頭しか採取できなかったので、このまま飼って産卵しなさそうなら顕微鏡で見てみようか。


  次は黄色いケアリ。体長8ミリ。
 これってキイロケアリ?
 それにしては小さく感じる。
 初秋から飛ぶデップリした体長10ミリを超える薄茶色のがキイロケアリだと思っていたが自信がなくなってきた。
 これは3頭採れたので後日同定してみる。


  次は先ほどの黄色いケアリを茶色くした種。体長8ミリ。
 翅の色も濃いので黄色いのとは違う種だと思う。
 これは1頭しか採れなかった。
 女王の同定は本当に難しい。
 近場にいる種の女王の一覧を作ってまとまられたらと思うがそこに至るまで根気が続くだろうか。



  最後にシリアゲアリ。
 自販機の地面にワーカーがたむろしていて、そこから自販機に飛んでいた。
 10頭くらいサンプルで採ってきた。
 ワーカーとオスアリも同時に採取したので、後にまとめて画像を貼れると思う。

 ワーカーも一緒に採れるとワーカー検索から同定が可能なので少し簡単になる。
ワーカーを拡大してみたら前伸腹節刺が尖っていたのでハリブトシリアゲアリではない。
メスアリもハリブトより黒っぽく見える。

 たぶんテラニシシリアゲアリに落ち着きそうなのだが、10月に入っても沢山飛ぶってことは飛行時期がハリブトシリアゲの後にくる傾向があるのかも。
 これだけの観察で確定的なことは書けないか。

 同定の結果はまた後日アップします。

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