ムネアカオオアリ幼虫・なぜ青い
採取会から帰宅して飼育アリを見てたら色んな変化が。
女王飼育のムネアカオオアリのも繭ができてました。
???幼虫の腹の中身が青いぞ???
この巣には青い食紅を混ぜた石膏が使ってあるのだが、その色素が幼虫の腹の中に入っている。
口から取り入れたのはほぼ間違いないであろう。
幼虫が自分で石膏を食べたか舐めた、あるいは女王が体内に取り入れそれを幼虫に与えたかのどちらかだ。
石膏やそれに含まれる水分に栄養素は無いであろう。しかし自然の巣では仮に水分を補給する目的であっても朽木や腐葉土から栄養素が混じるはず。
ひょっとしたら積極的に取り入れているのかも知れない。
例外種を除いて、女王アリは初期のワーカーを育てる栄養分を体内に蓄えていることは、水を含ませたスポンジで放置しておいても大概の種はワーカーが育つことから実証されている。
でも巣材からの栄養分も重要かも知れない。
前回の6/27の記事中にクロキクシケアリの幼虫の腹の色について書いたがこれもリンクしてくる。
このまま放置しておくとどんなワーカーが生まれてくるのか?もしかしてムネ青オオアリ?
同じタイプの巣で育ったクロオオアリの幼虫もちょっと青い。
ちなみにクロオオアリ女王の9個体、全て繭が出来ました。
6/2のペットボトルペアリングの女王は産卵せず死亡。ペアリングが失敗だったのか分からずじまい。
有翅状態のミカドオオアリは1匹が産卵したが食べたのか、現在は卵もなし。2匹は産卵もせず死亡。
※ムネ青のワーカーなんて生まれないよ!せいぜい青っぽい糞をするだけ!って、突っ込まれる前にツッコミしておく。
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