6/23~6/24伊那採取会

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2007年06月27日 18:58

 いや~楽しかったです。
 普段は会うことの出来ないアリ仲間とワイワイやってきました。
 内容が盛りだくさんで書ききれないのですが、ほんの少しを抜粋して紹介します。
 やっとアリの整理も終わってカメラを見てみたら、撮った画像が意外に少ない。
もっと撮ってくれば良かった、反省。

 最初の画像は竹林採取の様子。
 枯れ竹を割ると今年飛んだムネアカオオアリ女王がいました。
 まだ卵が孵化していないので最近飛んだのでしょう。自宅付近で採取したムネアカと比較するため持ち帰りました。

 ウミユスリカさんがじっと地面を見つめてアリの行動観察中。
ケバエの仲間が羽化していてムネアカがしきりにそれを運んでいて旬の食材となっていると言う。

  離れたところの倒木の樹皮を剥がしてみたらムネアカがケバエを溜め込んでました。
 動きの鈍いケバエを地上で狩ってたんですね。


 今回は宿を美和湖近くの仙流荘にとって頂き、夜遅くまでアリ談義、参考になる話が一杯聞けましたがあっと言う間に過ぎる時間。

 宿の外ではモリシタケアリとクサアリモドキが飛来しましたが残念ながら脱翅メスは捕れませんでした。

 翌日は宿の前の河原の探索に続き、標高を上げて千数百メートルのエリアの探索です。
アカヤマ、エゾアカ、ツヤクロヤマなど低地では見られない種を観察採取してきました。


 標高1800メートルくらいでしょうか、それでもトビイロシワアリがいます。
海岸から高地まで適応能力にすぐれたアリですね。
 羽アリの生産はまだ蛹になっていない段階で、さすがに低地に比べて成長が遅いです。



  事務所に戻ってクシケアリの同定中。

 幼虫の腹の色に注意、棲家である朽木と同じ色をしています。
腹の内容が朽木だとしたら、幼虫自らが食べてるのか気になるところです。

 今回はクロキクシケアリ、ヤマクロヤマアリ、アズマオオズアリのコロニーとムネアカオオアリ女王、他に後の同定用サンプルとして数種を持ち帰りました。

 あっと言う間の2日間、2日目の天気が崩れたのが残念でしたが楽しい日々を過ごさせていただきました。
 地元の土生さん、弟さん、Iさんを始め、ふじひろさん、ウミユスリカさん、いるまえかわさん、こうやんさん、シンハンさん、蟲さん、クロヤギさん、あにまりあさん、お世話になった方々にこの場でお礼をさせていただきます。
 

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