アギトアリ・夜間観察
先回の観察ではワーカーを2匹しか見つけられなかった。
でもワーカーがいる場所はわかったので、同じ場所を夜間に観察した。
18:20頃に現地着。
気温は20度、コロニーのある山地に入る前に自販機に寄ってみると・・・
すぐに複数のアギトアリの有翅雌を見つけることができた。
風速は3~4m/Sくらいで、かなり涼しさを感じるのだがアギトにとっては良い条件のようだ。
岐阜県産アリ類生体画像集のnaomutsuさんも10/1に翅アリを観察している。
連日のように飛んでいるのだろうか。
翅アリの生産も飛行もダラダラと長く続くのだろうか。
いつからいつまで飛ぶのか?猛暑時には休みがあるのか?
来年から観察の頻度を上げてみようと思う。
さてと、コロニーのあるであろう真っ暗な山を散策・・・ちょっと怖い。
涼しくてヤマビルの猛攻は無さそうだ。
蚊も少ない。
20度だとマムシの活性はどの程度だろう。
イノシシとバッティングしませんように。
真っ暗な林内は物音に過敏になる。
前回ワーカーを見かけた辺りで30分ほどの間に10数匹のワーカーを見つけることができた。
教えていただいた情報の通り、夜間のほうが活動が活発になるようだ。
ただ凹凸の地面をゆっくり歩くワーカーを懐中電灯で見つけるのは簡単ではない。
それと、活動範囲の外れなのか、密度もさほど濃くはない。
最初の画像は形の崩れた何かの幼虫を運ぶワーカー。
1匹で運ぶには少し獲物が大きいようだが少しづつ進んでいる。
進行方向からコロニーの方向を推測できた。
いつかコロニーの所在を突き止めるための手掛かりを得た。
灯火に翅アリが寄ってきてるのだから、林内でも有翅雌や脱翅雌が歩いているのではないか?
そんな期待を持ったのだが、ワーカーは次々に見つかっても翅アリは皆無。
山を出て灯火に戻ると有翅雌が増えてる。
飛んだ翅アリが次々に灯火に吸い寄せられて降りてくるようだ。
今回有翅雌は10数匹を見つけた。
そのまま待っていればもっと飛んできそうだ。
脱翅雌を探したが見つからなかった。
今回も雄を発見できなかった。
Sさんに雄の画像を見せてもらって知識は得ている。
居れば見つけられそうなんだが。
雄がいない不思議、交尾済みなの?交尾しなくても良いの?
謎である。
ワーカーを9匹と有翅雌を7匹採取してきた。
どれか産卵しないだろうか、と淡く期待。
今日はシリアゲアリも自販機に飛んできていた。
ハリブトシリアゲよりも小型でツヤツヤなやつ。
同定できるだろうか。
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