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2008年08月29日

昨夜飛んでいたケアリを同定してみる

 昨夜9時半頃自販機に寄って見ると・・・
旬を迎えたキイロシリアゲアリの他にケアリ属のオスアリが多数とまっていた。
有翅メスを探すが見付からない。

 直前に雨が強く降ったのでメスは飛ぶのを止めたのか。
キイロシリアゲアリのメスも殆ど居ないので雨の影響かも知れない。

 やっと1匹のケアリの有翅メスを見つけた。 

  背面は薄い鳶色、腹面から見ると黄土色っぽい。
 たぶんキイロケアリだろう。
 ただし同時期に同サイズでケアリ亜属の紛らわしいメスもいる。
 
  日本産アリ画像データベースで同定を試みる。


  体長は7.5~8ミリ程度。
 同サイズのケアリ亜属に比べて頭部がやや小さい印象を受ける。
 しかし個人的な曖昧な印象なので並べて比較しないと正確さを欠く。


 キイロケアリ亜属の最大の同定ポイントは小アゴひげ。

  小あごひげが短い。
 トビイロケアリなどケアリ亜属は小あごひげが首までの長さがある。

  ワーカーの検索ではケアリ属で小あごひげが短いグループはキイロケアリ亜属・アメイロケアリ亜属・クサアリ亜属が含まれるので、体色の黄色いワーカーをキイロケアリ亜属かアメイロケアリ亜属かを見極めるためには次の検索キー”腹柄節の気門の位置”まで見る必要がある。
 女王の場合にはキイロケアリ亜属と寄生種のアメイロケアリ亜属・クサアリ亜属では体型が異なるので小あごひげが短いだけでキイロケアリ亜属にたどりつける。

 触角柄節に立毛が無いのでヒメキイロケアリではない。
残るはキイロケアリかミナミキイロケアリかだがワーカーでは複眼の大きさがポイントとなる。
 データベースにミナミキイロケアリの有翅メスの画像があったのでサンプルと比較してみる。

 女王カーストでは複眼が発達するので大きな差異となって現れないのか。
何となくミナミキイロケアリの画像より複眼が大きい気がするのでキイロケアリか?
同定もここまでである。
両者の女王の外見の差異は他にないもんだろうか。 

 脱翅メスがいたらワーカーが産まれるまで飼育してワーカーの複眼の大きさで見分ける事ができるんだが。
ミナミキイロケアリとキイロケアリのコロニーを掘って女王を捕まえて外見上の差異を特定する方法もある。
かなり大変そうだ。


  頭部は背面も腹面も毛だらけなんだね。


  

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