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2008年07月30日

イガウロコアリ発見

 庭の観察用オオズアリのコロニーが引越しして、その場所から更に引越しした先を突き止めている最中に梅ノ木の根元を歩いているウロコアリっぽいアリを見つけた。
 ウロコアリにしては大アゴが短いではないか。アゴウロコアリ属か。


  日本産アリ類画像データベースを見てみると18種類に分類されている。
 比較的近年に種として分類された物が多い。
 こんな小さく類似したグループの外見上の差異でよくぞここまで分類したものだ。
 先人達の苦労が想像できていつもながら感心してしまいます。
 
 種の同定のため体長2ミリのアリの頭部をあっちこっちに向けたりするのは細かい作業で大変だ。
出現頻度が少ないし小さくて見付かり難いグループなので未発見の種だっているかもしれない。
気合を入て、作業に使う針先をサンドペーパーで削りなおしました。

 実態顕微鏡の固定照明では見えにくい部分もあるので外部照明をあっちこっちから照らしたりして・・・
やっとイガウロコアリにたどり着いた。
アゴウロコアリ属の中では太平洋側で比較的見られる種類らしい。


  この画像では頭部がやや下方向から撮影されている。
 複眼がかなり下の方についているんだね。
 ノロノロした動きなのに足は意外と長い。
 フタフシアリ亜科なのだが毒針はあるのだろうか?
 普段はどんな生活をしているのだろう?



  腹柄節付近の海綿状付属物はいったい何のために着いているんだろう?
 この謎を解説した文献にはまだであった事がない。
 以前に庭にいたウロコアリもそうだったのだが、他種のありから攻撃されているのを見た事がない。
 海綿状物質と関係が有るのかな?


 今回のイガウロコアリを含めて庭で見られたアリの種は以下。

カタアリ亜科
 ルリアリ
 ヒラフシアリ

フタフシアリ亜科
 トビイロシワアリ
 オオズアリ 
 アズマオオズアリ
 アミメアリ
 ムネボソアリ
 ハリナガムネボソアリ
 トフシアリ
 ハリブトシリアゲアリ 
 キイロシリアゲアリ
 イガウロコアリ

ヤマアリ亜科
 クロヤマアリ
 トビイロケアリ
 ウメマツオオアリ
 アメイロアリ 
 サクラアリ
 クロオオアリ


かつて見られた5種

 ニセハリアリと思われる種
 イトウカギバラアリと思われる種
 ウロコアリ
 アメイロケアリ
 テラニシハリアリ

有翅メスの飛来

 ヒラズオオアリ 
 テラニシシリアゲアリ


 現存が18種類、その他が7種類。
今まで庭で観察できた種はこれで25種類になった。


 ところでイガウロコアリの”イガ”って何?
三重県の伊賀盆地”イガ”なんだろうか?

 よく分からんことがいっぱいだ。

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この記事へのコメント
原始的な(イメージ的に)アリですね。
アゴウロコは一度見てみたい種です。
Posted by スラダケ at 2008年07月30日 20:33
スラダケさん、ようこそ。

 この地でもウロコアリは時々見かけるのですがアゴウロコアリは初めて見ました。
 確かに原始的なイメージの形状をしていますね。
Posted by release-windknot at 2008年07月30日 22:48
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